明日までに資金を調達しないといけない! でも、銀行からの融資は断られ、ビジネスローンもだめだった…なんていう危機的状況。こんなとき、最後に考えるのがファクタリングなのではないでしょうか。だからこそ、事前の準備を怠ってはいけないのです。準備をしておけば契約までの流れをスムースに進めることもでき、一刻も早い資金化が可能になります。
ファクタリング会社を選ぶ
まず、ファクタリングを申込むにはどのファクタリング会社に申込むのか、会社を選択しなければなりません。ビジネスローンなどに申込む場合、複数の会社に申込むことが可能です。しかし、ファクタリングの場合は融資ではなく売掛債権の売買ですので、複数の会社に売るわけにはいきません。最終的に1社に絞る必要があります。(もちろん、手数料など条件面でどうしても折り合いが付かない場合は、その会社を断って別の会社に申込むことはできます)
そのためにはどの会社に申込むのか、ホームページなどを参考にして吟味してみてください。
弊社に関する詳しいことはこちらをご覧ください。
自社の状況を今一度整理しましょう
申し込みをすると、ヒアリングが始まります。主に聞かれることは会社の現状と売掛債権についてです。難しい質問ではありません。ただ、気が焦っているとなかなかスムースに答えられないものです。そこで、申込む前に質問に対して準備しておくといいのです。ではどのような質問があるのでしょうか?
- いつまでにいくら必要なのか?
- 何のための資金なのか?
- 売掛金はどこからいついくら入ってくるのか?
- 資金繰り状況は?
- 売掛先に通知をするかどうか
- 借入はいくらあるのか?
最低限これくらいはスラスラ答えられるようにしておきましょう。そして何より大切なのは、正直に答えること。中には、少しでも良く思われようと虚偽の申告をしてしまう人がいるそうです。しかし、こんなところで嘘を言っても仕方ありません。ヒアリングするのはプロです。資金繰りに困っていることは承知の上で質問しているのですから。
事前に準備しておきたい書類についてはこちら
ヒアリング時に確認すべきこと
ヒアリングでは基本的に自社の状況を説明することに終始すると思います。とはいえ、何か疑問に感じたことなど聞きたいことはすべて聞いておきましょう。あとになって話が違うということがないように。おそらくいちばん気になるのは手数料や掛け目でしょう。これは基本的に審査をしなければファクタリング会社も明言することはできません。ただ、おおよその目安くらいは分かるはずです。
その他にも疑問に感じたことがあれば、納得いくまで質問しましょう。
その後の流れ
ヒアリングと仮審査が終わると書類をして面談となります。この場合、基本的にはファクタリング会社へ行かなければなりません。面談後、本審査を経て契約となります。このときもすべて正直に話すことが大切です。書類に虚偽の記載があることはもってのほかです。書類に虚偽記載がありトラブルになった場合、詐欺罪などで訴えられこともあるのです。
ファクタリング会社の担当者は基本的に審査内容を吟味して買取るか否かを決定します。当然、プロの目でシビアに審査します。しかし、最終的には人となりと見て決めるといっても過言ではありません。
面談のときには、思い切って資金繰りについて相談しましょう。ヒアリング時よりもこと細かく現在の状況を説明するのですから。もし先々にも不安があるようならそのこともまとめて相談するのがベストです。
というのは、「この危機を乗り切れば正常に戻る」というケースならばいいのですが、何ヶ月か先に入る予定の売掛金を先に資金化してしまうのです。つまり、ファクタリングした何ヶ月か先の入金はなくなるということです。そこで再び資金繰りができなくなっては元もこうもありません。資金調達の一番の目的は資金繰りの正常化ですから。そのための方策を考えつつファクタリングを利用しなければいけないのです。先々のことも含めて相談をするのがベストなのです。
弊社では財務コンサルティングも行っております。合わせてご相談ください。
「資金化までの流れ」についてはこちらをご参照ください。
時間的余裕をもって申し込みましょう
ファクタリングを最後の手段としてとらえている人が多いせいか、最速で即日資金化が可能だからといってギリギリで申込むというケースが少なくありません。もちろん、ギリギリだからといって審査にはさほど影響を与えません。ただ、資金が必要なその日に申込むのと2〜3日でも前に申込むのとではやはり違います。
ご存知の方も多いと思いますが、ファクタリングの一番のネックは手数料の高さにあります。手数料が高い理由は、ファクタリング会社がファクタリングを行うにあたってのリスクの高さにあります。買い取った債権の売掛先が破綻する場合があります。ノンリコースの2社間ファクタリングの場合、損失を被るのはファクタリング会社なのです。そんなリスクに応じて手数料が変わるということです。
ファクタリング会社は「今日資金が必要だ」といわれれば、今日中に売掛債権を買い取るための努力をしてくれます。審査なども最短時間でやってくれるでしょう。ただ、時間をかけて審査をする場合と最短時間で審査をするのとではリスクの度合いが違います。
初回取引の場合は手数料に差はないかもしれませんが、2度め以降の取引の際に手数料が変わってくる可能性があるのです。
先々まで考えるならば、少しでも早めにファクタリングの申し込みをすることをオススメします。
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借入しない資金調達はファクタリングだけ
ファクタリングは売掛金買取サービスともいわれます。売掛金という将来支払われる代金(債権)をファクタリング会社に買ってもらうというのがファクタリングなのです。債権の売買なので、金融機関からの借入とは違いうのです。
ファクタリングを選ぶ5つの理由
貸倒れ防止
売掛先が倒産などで売掛金を支払えなくなるということがあります。支払われるべき代金が支払われないというのは、中小企業にとっては大きな痛手です。痛手だけで済めば御の字。これは黒字倒産の原因のひとつにもなります。自社に非がないだけにこれだけは避けたいもの。償還請求権のない(ノンリコース)ファクタリングならば、仮に売掛先が売掛金を支払えなくなっても、ファクタリング利用会社は支払い義務を負わないので、リスクを回避できるのです。
審査対象が違う
借入の審査の場合、審査対象は借り主である企業となります。仮に、会社が赤字であったり、債務超過であったり、貸借対照表で自己資本比率が低かったりしたら、借入はほぼ無理です。しかし、ファクタリングの場合は審査の対象が違います。ファクタリング会社は売掛債権を買い取るのですから、売掛先の信用を重視するのです。つまり、審査するのはこれから売掛債権を売ろうしている会社(ファクタリング利用会社)ではなく、将来代金を支払う会社(売掛先)の方なのです。
もし売掛先が大手だったり、国や自治体だったり、信用の高い企業であれば、ファクタリング利用会社が金融機関からの借入の審査に落ちても、ファクタリングの審査には通る可能性が高いのです。
バランスシートのスリム化
ファクタリングを利用すると貸借対照表(バランスシート)に影響を及ぼさずに資金調達ができます。それはもちろん借入ではないから。貸借対照表に影響しないということは、いざという時の銀行や公庫からの借入がしやすくなるということです。貸借対照表の負債が加算されないので自己資本比率が変わりません。貸借対照表がスリムであれば、金融機関の審査時のマイナス査定が軽減されます。
即日資金化
通常、銀行融資では審査に1ヶ月〜2ヶ月かかります。ただ、ビジネスの現場では急に資金が必要になるということがあります。
例えば、急な大口受注。せっかくのビジネスチャンスであるにもかかわらず、材料費を支払う資金が足りないなどという理由で断らざるを得ない、なんていうことがあります。こんなときこそファクタリングの出番です。
ファクタリングの場合、最短1日で資金化が可能なのです。つまり、ファクタリングはビジネスチャンスを逃さないための手段でもあります。
それが可能なのはファクタリングが債権売買という商取引だからです。
即日資金調達がしたいときに必要な準備はコチラ
節税対策
借入の場合、経費として認められるのは利息のみです。元金は税引き後の純利益からの返済となります。純利益(手元の資金)がその分減るということです。ファクタリングの場合、手数料は利息と同じように経費として扱われます。違うのは税金がかかる税引前利益です。手数料分差し引かれたものが税引前利益として扱われるので、借入の場合より税金の対象となる税引前利益の金額が変わってくるのです。つまり、支払う税金は安くすむということです。さらに、借入の場合支払わなければいけない元金分はそのまま手元に残るというわけです。
ファクタリングを使うべきケース
- 急な大口の受注があり、そのつなぎ資金が必要となった
- 新規事業のための運転資金が必要となった
- 急に売掛金の入金がずれて資金繰りが苦しくなった
- 納税に必要な資金が足りない
- 決算対策に資金が必要
- 貸借対照表をスリムにしたい
このように、ファクタリングは一時的な資金不足解消などにとても有用です。
ファクタリングの利用が適さないケース
ファクタリングがもっとも有効なのは短期的な資金不足のケースです。とはいえ、銀行などの金融機関から借入ができなければファクタリングを利用するしかありません。そのような場合は財務コンサルティングなどを入れてファクタリングを計画的に利用するという方法がおすすめです。
ファクタリング利用の際に気をつけておきたいこと
とても利便性の高いファクタリングですが、利用できないケースやファクタリングにはできないことがあります。
- 分割にできない…売掛金買取サービスなので、売掛金が支払われたら契約に従ってファクタリング会社に支払わなければいけません。
- 売掛債権の金額を超える資金の調達はできない…売掛債権の売買契約なのでその範囲でしか買い取ってもらえません。
- B to B(企業間取引)のビジネスしか適用されない。
ファクタリングは上手く使うと、単に資金調達ができるだけでなく会社経営にプラスに働きます。
ファクタリングが適したケースではもちろん、適さないケースであっても使い方によっては事業拡大や事業再建の手助けとなります。今必要な方はもちろん、今後の利用を考えている方も一度弊社へご相談ください。
資金繰りが苦しい時にまず何をするべきか?
『とにかく銀行やノンバンクから借りる』
多くの人がそのような選択をするでしょう。
その場をしのげなければ会社が危ういという時に後先など考えていられないでしょう。とにかくその場を何とかしのげなければ先などないのですから。
でも、ちょっとだけ考えてみてください。
それはそのまま負債となります。一時的なつなぎ資金としての短期の借入ならそれほど問題はないかもしれませんが、その状態が続くようならば、一度考え直した方がいいかもしれません。負債が大きくなると、貸借対照表は目も当てられない状態に。
そうなると当然のことながら銀行やノンバンクはその後融資をしてくれません。
今をしのいでも先行きは明るいとはとても言えないでしょう。
ここでは、先のことを考えた上での資金調達方法について言及していきます。
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ファクタリングという資金調達方法
ファクタリングという言葉を耳にしたことはありますか? おそらく資金調達について調べたことのある人ならば、どこかで目にしているんじゃないでしょうか?
ファクタリングとは融資ではない資金調達方法で、売掛債権を先にファクタリング会社に買い取ってもらうというものです。簡単にいうと1か月先、2か月先に支払われる売掛金を今、現金化するというものです。
2種類のファクタリング
もう少し詳しく説明しましょう。
ファクタリングには【2社間ファクタリング】と【3社間ファクタリング】の2種類があります。その違いは売掛先の関わり方にあります。
【2社間ファクタリング】の場合は売掛先には通知されません。お金の流れから説明すると、売掛債権を買い取ったファクタリング会社からファクタリング利用会社に代金が支払われます。ファクタリング利用会社に売掛金が支払われたらすぐに、これをファクタリング会社に支払うことになります。
【3社間ファクタリング】の場合は売掛先を含めた3社間で取り決めを交わすものです。お金の流れですが、売掛債権を買い取ったファクタリング会社からファクタリング利用会社に代金が支払われるは同じです。違うのは売掛金が売掛先から直接ファクタリング会社に支払われることです。
なぜ、このように2種類あるのか? それぞれのメリットとデメリットを説明します。
【2社間ファクタリングのメリットとデメリット】は売掛先に通知されないので、「資金繰りが苦しいらしい」「経営状態がよくないらしい」などといった良くない噂が立つことを防ぐことができます。
ただし、ファクタアリング会社(売掛債権を買う側)からすると通知がない分、二重に債権が売られてしまったり、受け取るべき売掛金をきちんと受け取れなかったりというリスクを抱えるため、手数料は高めに設定されます。
【3社間ファクタリングのメリットとデメリット】はその逆で、売掛先も含めた契約で、かつ売掛先から直接ファクタリング会社に売掛金が支払われるのでリスクが少なく、手数料も安く設定されることが多いのです。
ただし、ファクタリング利用会社(売掛債権を売る側)は前述のような「資金繰りが苦しいらしい」「経営状態がよくないらしい」などといら心配をかけてしまうという可能性があるということです。
償還請求権とは?
そしてファクタリングを知る上で欠かせない事柄が【償還請求権】です。これは売掛先が倒産したときの責任に関することです。
ファクタリングには【償還請求権】があるものと、ないものがあります。
【償還請求権がない】とは、売掛先が倒産しても責任を問われないというということです。逆に【償還請求権がある】とは、売掛先が倒産した場合、支払い義務が生じ、場合によっては負債を抱えるというものです。
ちなみに【2社間ファクタリング】には【償還請求権】のないものがほとんどです。
その分、売掛先の信用情報を重視し、慎重に調査・審査が行われます。
ファクタリングの審査方法
ファクタリングは融資ではないと最初に書きました。つまり借入ではないので自ずと審査方法も変わってきます。融資の場合、審査されるのは借り主である会社になります。でも、ファクタリングの場合は売掛先なのです。それは当然のことで、売掛債権を買取るのがファクタリングなのですから。
ですので、仮にファクタリングを利用したい会社が赤字決算であろうが、債務超過であろうが、売掛先に信用があれば審査に通る可能性は大きいのです。
以下、ファクタリングのまとめです。
ファクタリングのメリット
- 売掛金の資金化が早い。最短1日も。
- 大口の資金調達も可能
- キャッシュフローの改善
- 借入ではないので貸借対照表に影響しない
- 信用情報には影響しない
- 赤字決算でも債務超過でも利用可能
ファクタリングのデメリット
- 手数料が高い(3社間利用で軽減化)
- 分割はできない(借りれではないのでそういった概念がない)
- 入金の前倒しのため、本来の支払いサイクルに戻し辛い
以上のことを踏まえて、これからの資金調達にファクタリングという方法も検討してみてはいかがでしょうか。
デメリットよりメリットが勝れば、利用する価値はあると思いませんか?
ただ、ファクタリングは確かにメリットは大きいものの、入金の前倒し要素が強いため、本来長期的な資金計画が必要になります。当社では一時的な資金調達だけでなく、長期的な事業再生、財務状況の改善に主眼を置いておいてご相談に応じておりますので、不安な方は一度ご相談ください。
緊急で資金が必要になることは会社経営をしていればありえることです。その緊急性が「今日中に資金を調達しなければいけない」「明日までには必要」などといった具合に切羽詰まったものであるならば、大至急ファクタリング会社に相談すべきです。
なぜ「銀行」でもなく「税理士」でもなく「ファクタリング会社」なのかはこちらの「なぜファクタリングをご提案するのか」も合わせて読んでみてください。
さて、実際にすべてをスムースに進めるために、事前にファクタリングの流れや必要書類などを知っておきましょう。
日頃から備えていれば、少しでも早く資金調達ができるはずです。
どんな手順が必要?資金化の流れ
- 電話…まずは電話です。(エビスホールディングス 電話03−5444−5585)電話を、もしくはファクタリング無料相談にメールをして相談の申し込みをしましょう。
- ヒアリング〜仮審査…ファクタリング会社のヒアリングです。できるだけ詳しく、正直に会社の概要などを伝えましょう。詳しく正直に伝えることによって、その後の流れがよりスムースになります。そして仮審査に入ります。
- 本審査〜結果…必要書類を提出し、面談に入ります。面談ではヒアリングで聞かれたこと以外に細かいことまで聞かれます。できるだけ整理をして話せるように数字を頭にいれておくなどの準備しておくといいでしょう。そして本審査に入ります。このとき、ファクタリング会社からいくつかのプランを勧められると思います。焦らず精査することも大切です。
- 契約〜買取金の支払い
- 取引のスタート…資金調達となります。
- 決済執行…入金された売掛金をファクタリング会社に振り込みます。
以上が一般的なファクタリングの流れです。
弊社でも新規のお客様は概ねこの流れとなります。
準備するものは?ファクタリングに必要な書類(一般的なもの)
ヒアリング時に必要な情報
- 会社概要
- 会社名
- 現住所
- 登記上住所
- 電話番号
- FAX番号
- 代表者メールアドレス
- 資本金
- 設立年月日
- 事業内容
- 会社ホームページURL
- 従業員数(正社員・パート・派遣)
などといった会社の簡単な情報で、この辺りは社員でもほぼ分かる内容です。
続いて
住所氏名生年月日などのほか、家族構成や住宅ローンなどの有無など。
さらに
直近の年商、利益、流動資産、流動負債、純資産、売掛金や受取手形、借入金額(銀行、ノンバンクなど)、債務超過の有無、税金や社会保険の支払い状況、債権譲渡登記の有無など。
そして最後に、こちら非常に重要です。
社名などの基本情報のほか、売掛金の内容、売掛金の金額、売掛金の支払い予定日、支払い条件、年間の取引額、取引期間など。
面談時に提出しなければいけない書類
- 身分証明書
- 会社案内
- 商業登記簿謄本(取得後3ヶ月以内)
- 印鑑証明書(取得後3ヶ月以内)
- 定款
- 決算申告書(おおよそ3期分)
- 資金繰り表
- 売掛金一覧表
- 請求書や注文書などの売掛金を証明するもの
- 売掛先との取引基本契約書
- 取引きが分かる銀行口座情報(通帳のコピーなど)
- 納税状況を証明するもの(取得後3ヶ月以内)
以上が一般的な提出する情報と書類です。ファクタリング会社によって変わる可能性がありますので、余裕のある時に確認しておくといざ!という時、慌ててずに済みますので、分からないことがあればお問い合わせください。