資金繰りにお困りの方、資金繰りを改善する方法を教えます。 初めてのファクタリング

資金繰りが苦しい時にまず何をするべきか?

『とにかく銀行やノンバンクから借りる』

多くの人がそのような選択をするでしょう。

その場をしのげなければ会社が危ういという時に後先など考えていられないでしょう。とにかくその場を何とかしのげなければ先などないのですから。

でも、ちょっとだけ考えてみてください。

それはそのまま負債となります。一時的なつなぎ資金としての短期の借入ならそれほど問題はないかもしれませんが、その状態が続くようならば、一度考え直した方がいいかもしれません。負債が大きくなると、貸借対照表は目も当てられない状態に。
そうなると当然のことながら銀行やノンバンクはその後融資をしてくれません。
今をしのいでも先行きは明るいとはとても言えないでしょう。

ここでは、先のことを考えた上での資金調達方法について言及していきます。

目次

 

ファクタリングという資金調達方法

ファクタリングという言葉を耳にしたことはありますか? おそらく資金調達について調べたことのある人ならば、どこかで目にしているんじゃないでしょうか?

ファクタリングとは融資ではない資金調達方法で、売掛債権を先にファクタリング会社に買い取ってもらうというものです。簡単にいうと1か月先、2か月先に支払われる売掛金を今、現金化するというものです。

 

2種類のファクタリング

もう少し詳しく説明しましょう。

ファクタリングには【2社間ファクタリング】【3社間ファクタリング】の2種類があります。その違いは売掛先の関わり方にあります。

【2社間ファクタリング】の場合は売掛先には通知されません。お金の流れから説明すると、売掛債権を買い取ったファクタリング会社からファクタリング利用会社に代金が支払われます。ファクタリング利用会社に売掛金が支払われたらすぐに、これをファクタリング会社に支払うことになります。

【3社間ファクタリング】の場合は売掛先を含めた3社間で取り決めを交わすものです。お金の流れですが、売掛債権を買い取ったファクタリング会社からファクタリング利用会社に代金が支払われるは同じです。違うのは売掛金が売掛先から直接ファクタリング会社に支払われることです。

なぜ、このように2種類あるのか? それぞれのメリットとデメリットを説明します。

【2社間ファクタリングのメリットとデメリット】は売掛先に通知されないので、「資金繰りが苦しいらしい」「経営状態がよくないらしい」などといった良くない噂が立つことを防ぐことができます。
ただし、ファクタアリング会社(売掛債権を買う側)からすると通知がない分、二重に債権が売られてしまったり、受け取るべき売掛金をきちんと受け取れなかったりというリスクを抱えるため手数料は高めに設定されます。

【3社間ファクタリングのメリットとデメリット】はその逆で、売掛先も含めた契約で、かつ売掛先から直接ファクタリング会社に売掛金が支払われるのでリスクが少なく、手数料も安く設定されることが多いのです。
ただし、ファクタリング利用会社(売掛債権を売る側)は前述のような「資金繰りが苦しいらしい」「経営状態がよくないらしい」などといら心配をかけてしまうという可能性があるということです。

 

償還請求権とは?

そしてファクタリングを知る上で欠かせない事柄が【償還請求権】です。これは売掛先が倒産したときの責任に関することです。

ファクタリングには【償還請求権】があるものと、ないものがあります。
【償還請求権がない】とは、売掛先が倒産しても責任を問われないというということです。逆に【償還請求権がある】とは、売掛先が倒産した場合、支払い義務が生じ、場合によっては負債を抱えるというものです。

ちなみに【2社間ファクタリング】には【償還請求権】のないものがほとんどです。
その分、売掛先の信用情報を重視し、慎重に調査・審査が行われます。

 

ファクタリングの審査方法

ファクタリングは融資ではないと最初に書きました。つまり借入ではないので自ずと審査方法も変わってきます。融資の場合、審査されるのは借り主である会社になります。でも、ファクタリングの場合は売掛先なのです。それは当然のことで、売掛債権を買取るのがファクタリングなのですから。

ですので、仮にファクタリングを利用したい会社が赤字決算であろうが、債務超過であろうが、売掛先に信用があれば審査に通る可能性は大きいのです。

以下、ファクタリングのまとめです。

ファクタリングのメリット

  • 売掛金の資金化が早い。最短1日も。
  • 大口の資金調達も可能
  • キャッシュフローの改善
  • 借入ではないので貸借対照表に影響しない
  • 信用情報には影響しない
  • 赤字決算でも債務超過でも利用可能

ファクタリングのデメリット

  • 手数料が高い(3社間利用で軽減化)
  • 分割はできない(借りれではないのでそういった概念がない)
  • 入金の前倒しのため、本来の支払いサイクルに戻し辛い

 

以上のことを踏まえて、これからの資金調達にファクタリングという方法も検討してみてはいかがでしょうか。
デメリットよりメリットが勝れば、利用する価値はあると思いませんか?

ただ、ファクタリングは確かにメリットは大きいものの、入金の前倒し要素が強いため、本来長期的な資金計画が必要になります。当社では一時的な資金調達だけでなく、長期的な事業再生、財務状況の改善に主眼を置いておいてご相談に応じておりますので、不安な方は一度ご相談ください。

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