運転(つなぎ、一時的)資金調達に向いているのは

事業資金調達には、主に銀行など金融機関、公庫からの融資のほか、国・都道府県などからの補助金、助成金の活用、ビジネスローンの利用などあります。

それぞれにメリット・デメリットがありつつも、最近では弊社で取り扱う様な「ファクタリング」も注目を集めています。

「ファクタリング」とは、簡単に言うと、「資産」である「売掛金」を自由に使える様に、即時現金化するサービスです。

通常企業間取引の場合、サービスや商品を納品した後、実際のお金の受取は請求してから1ヵ月〜2ヵ月後になります。
この時発生した売上金は通常、「売掛金(または売掛債権などと言う)」として帳簿上は「資産」に分類されますが、現金が手元にある訳ではないので自由に使えません。これを弊社が買い取る形で現金化し、お客様にはそれを活用して新たなビジネス展開をしていただきます。

ファクタリングは融資等の借入ではないため、金利は掛かりませんが、各種審査、法的手続きなどに掛かる手数料などが差し引かれます。

調達手段 返済 金利
(手数料)
担保・保証 調達期間 用途制限
ファクタリング × 10〜30%/回
(手数料)
無し 平均3日 なし
融資(借入) 2%〜
(年利)※1
保証
(担保)
10日〜1ヵ月程度 あり
補助金・助成金 ※2 無し 無し 1ヵ月以上※3 あり

※1:担保無しの場合
※2:事業完了後の監査にて、返納が必要な場合もある
※3:通常事業完了後の支給の為、半年以上先の入金になる場合も

表内の数字はあくまで参考数字です。利用するサービスなどにより詳細は異なります。

この中から、取り急ぎの運転資金を調達するには、どれが適しているでしょうか?

十分に時間があり、国や地方自治体の政策に合う事業で、補助金などが出るならそれらを活用した方がいいでしょう。ただし、補助事業完了後、報告書の提出、監査後でないと入金されないケースがあるため、そもそもの事業資金は別で調達しなければならない場合もあります。

次は融資です。近年は超低金利の為、地方銀行でも無担保・無保証で比較的低金利で借入ができます。ただし、会社の経営状況として、業績が思わしくなかったり、すでに債務超過に陥っていたり、赤字が続いていると余程の好材料がない限り融資は難しいでしょう。また融資は借りているだけなので、帳簿上「負債」となります。

最後にファクタリングですが、これは先に述べた様に本来「資産」である「売掛金」を自由に使える様に、即時現金化するサービスなので、帳簿上は「資産」のままです。また融資などの審査と違い、売掛先の企業がしっかりしていて、不履行の可能性が低ければ、自社が債務超過でも、赤字でも、また何度でも利用できます。
手数料が若干高い様に見えますが、これはファクター(弊社の様なファクタリング会社)のリスク上避けられません。ただし3者間取引が可能であれば、手数料を比較的安く済ませる事ができます。

いかがでしょう?

本来2ヵ月後などに入ってくる資金を、即日現金化し次のビジネスに活かすことが出来るファクタリング。
しかも平均3日ほど、早ければ即日決済可能ですので、「今月末ちょっと足りない」と言う場合はもちろん、新たな取引の為の仕入れ等にも有効活用できると思いませんか?

もちろん、ビジネスですから支払う手数料とそれにより得られる利益、または失うものを天秤に掛けて上手く使う事をオススメします。

エビスホールディングスでは、ファクタリングのご相談時、必要であれば業務改善のコンサルティングも行なっております。
みなさまのよりよいビジネス環境を資金調達面からサポートいたします!興味のある方は一度ご相談ください。

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